2011年8月29日月曜日

仙台七夕まつり スタッフ報告その5~チャリティー寄席

仙台七夕まつりの3日間、チャリティー寄席を行いました。出入り自由な寄席形式ですが、社団法人落語芸術協会所属の噺家さん、紙切り、太神楽に地元で活躍している東方落語の方々も加わりました。また、社団法人日本奇術協会からマジシャンも参加して、仙台七夕まつりならではの番組で大いに盛り上がりました。

1日目はせんだいメディアテーク、1階のオープンスペースの会場を通りかかった人も、笑いあふれる落語や華やかなショーに足をとめて楽しんでいました。



2日目からは藤崎一番町館6階に会場をうつし、アーケードを行きかうご家族もたくさんいらっしゃいました。三遊亭遊三さん、桂伸乃介さん、三遊亭とん馬さんのなぞかけもあり、会場からのお題をく、なるほど、すごいな~、と思わずうなってしまいました。


2011年8月26日金曜日

仙台七夕まつり スタッフ報告 その4~尺八演奏

8月7日午後、仙台市にある輪王寺の境内で「東日本大震災横難死者諸精霊追悼供養」を行いました。

宮城竹友会から55名、宗家竹友社から53名、計108名の尺八奏者が集まり、住職による法要と代表4名による焼香ののち、全員で献笛しました。雷の音や蝉の声との協奏となり、自然とともに暮らしてきた先人と伝統芸能との調和がずっとあったんだろうな、とあまりふれることのなかった機会に感慨深く思いました。 




その後、一同は仙台おまつり広場へ移動して、会場のみなさんにも生の尺八の響きを届けました。


仙台七夕まつり スタッフ報告 その3~日本歌手協会ステージ

8月7日(日)の午後、仙台七夕おまつり広場では日本歌手協会のステージが行われました。

全員の上を向いて歩こうから始まり、田辺靖雄さんの「二人の星をさがそうよ」、多賀城市在住・伊達清隆さんの「バラが咲いた」「ソウル帰行」、仙台在住の藍美代子さんの「ミカンが実る頃」「青葉城恋唄」、山中明美さんの「さんさ時雨」、福島県浪江町出身の原田直之さんの「お立ち酒」「斉太郎節」と地元ゆかりの曲に集まった方々もききいっていました。
 

 

日本歌手協会代表理事の田辺靖雄さんと奥様の九重佑三子さんは、「ヘイポーラ」「いっしょ」をデュエット、会場にもおりて握手をする一幕も。ラストはペギー葉山さんの「夜明けのメロディー」「ドレミのうた」、会場のみなさんも口ずさんでいました。おしまいに全員で「ふるさと」を歌って、降り出した雨にも関わらず、会場のみなさんもいつまでも拍手で送ってくださいました。

2011年8月23日火曜日

仙台七夕まつり スタッフ報告 その2~祈りの星祭り Pray For TOHOKU

仙台七夕おまつり広場では、8月6日、7日の夜に「祈りの星祭り Pray For TOHOKU」を開催しました。地元の仙台フィルハーモニー管弦楽団と演劇人のネットワークARC>T(アルクト)との初のコラボレート企画です。

6日は木管五重奏とともに総勢43名の俳優さんや子どもたちの朗読や踊りで構成されました。震災を経て、いま読まれるべきテキストの募集から始まり、選定し、配役が決まり、短い準備期間で、全体での練習もなかなか難しい状況だったようですが、たくさんの人たちが集まって協力し、交流の輪が広がる機会にもなったようです。 

 


7日はARC>Tから俳優さんが進行役となり、クラシックの名曲モーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジーク、エルガーの愛の挨拶、みなさんご存知の夏の思い出、青葉城恋歌、七夕さま、星に願いを、虹の彼方に、アメイジング・グレイスをオーケストラ編成でお届けしました。屋台で買ったものを片手に、夜風に吹かれながら、たくさんの方々が弦楽器や管楽器の心地よい調べに耳を傾けていました。


2011年8月19日金曜日

仙台七夕まつり スタッフ報告その1~中村紘子復興応援七夕チャリティーコンサート

8月6~8日に行われた仙台七夕まつり、駅やアーケードには、趣向を凝らした七夕飾りが。
避難所で作られたものや各地から届けられたものもあり、それぞれの思いに溢れていました。 

初日第一弾は、中村紘子さんとNHK仙台少年少女合唱隊のコンサート。
  

東北大学百周年記念会館の川内萩ホールは、緑に囲まれていて、外では学生がキャッチボールをしたり、談笑していたり。暑い日差しの中、開場の1時間前から並ぶ方が多かったため、早めにロビー開場をしました。あっという間にロビーも人があふれて大変でしたが、受付や会場内の整理は東北文化学園大学の学生さんたちにお手伝いいただいて、無事開演。 



およそ1,000人の来場者を前に、まずは、NHK仙台少年少女合唱隊のみなさんののびやかな歌声が響き渡りました。そして、合唱隊と中村紘子さんの復興応援トーク。昨年デビュー50周年を迎えた中村さんは、多賀城市でレコーディングをされたこともあり、震災後すぐにでもかけつけたいと思って、この機会にみなさんを音楽で励ますことができれば、とお話しされていました。


ベートーベンの「悲愴」、ショパンのワルツ、ラフマニノフの「鐘」など情感あふれ、迫力のある演奏を肌で感じ、スタッフもそろって感嘆。同じ人間がこんなふうに音楽を紡ぎ出すことができるのか、と来場した誰もが実演芸術の醍醐味を感じたことと思います。終演後、仙台市市民局長にご挨拶いただき、中村紘子さんからは寄付のお申し出がありました。 

 
アンコールの最後に浴衣姿の合唱隊のみなさんが登場。会場のみなさんと「ふるさと」を歌って、それぞれ思い出に残る演奏会となったことと思います。ロビーでは、募金にご協力いただき、集まった535,581円は全額「杜の都・仙台“絆”寄付」に寄付しました。

2011年8月4日木曜日

仙台七夕チャリティー寄席(8/6-8)

仙台七夕まつりでは、地元の噺家さんとともに子どもから大人まで楽しめるチャリティー寄席を行います。

二人羽織、一度は生で見てみたいですね。
いつも大人気の奇術も楽しみです。

6日はせんだいメディアテーク、7日・8日は藤崎一番館。
8日の午前中は体験もできます。
詳しくはチラシをご覧ください。


2011年8月3日水曜日

仙台七夕まつり 8/7(日) 歌と尺八

8月7日(日)の市民広場では、13時10分より7名の歌手の方々が登場します。原田直之さんは福島県浪江町出身、藍美代子さんは仙台市在住、伊達清隆さんは多賀城市在住、思い出深い曲の数々を届けます。

日本歌手協会ステージ
【日時】87日(日)13:10-14:20
【会場】市民広場(勾当台公園内)
【出演】田辺靖雄、ペギー葉山、原田直之、九重佑三子、藍美代子、
    伊達清隆、山中明美
【協力】一般社団法人日本歌手協会

また、同じ時間帯に、輪王寺で尺八の演奏が行われます。「東日本大震災横難死者諸精霊追悼供養」として地元の宮城竹友会より60人の奏者と40人の宗家竹友社、総勢100名で鎮魂と祈りを込めて、献奏します。その後、15:40より市民広場で献奏します。

尺八演奏 ―鎮魂と祈りを込め
【日時】87日(日)①13:00-13:40、②15:40-16:00
【会場】①輪王寺、②市民広場(勾当台公園内)
【出演】宮城竹友会(60名)、宗家竹友社(40名)
【協力】公益社団法人日本三曲協会


仙台七夕まつり(河北新報)

今週末に開催される仙台七夕まつりについて、河北新報(8月2日付)でご紹介いただきました。

下記ページからご覧ください。

2011年8月2日火曜日

仙台七夕まつり「祈りの星祭り Pray For TOHOKU」

仙台七夕まつりもいよいよ今週末となり、準備も大詰めを迎えています。
芸団協主催プログラムでは、地元の実演家どうしをつなぐ初のコラボ公演も予定しています。

震災直後から、地元で芸術を届ける活動を続けてきた仙台フィルハーモニー管弦楽団ARC>T(アルクト)は、「祈りの星祭りPray For TOHOKU」と題し、土日の市民広場ステージの夜を彩ります。

6日(土)19:40-20:40は、朗読と木管五重奏のコラボレート。どんなステージになるのか楽しみです。

  ARC>T(左から:金野むつ江、絵永けい、丹野久美子、他)

アートリバイバルコネクション東北(ARC>T)は、文化を通した東北の復興を応援して、紙芝居や朗読、対話等を通じて被災地の方々のほっとするひと時や交流の場を提供しています。

7日(日)19:00-20:00は、オーケストラ公演がメインとなります。


仙台フィルは、「音楽の力による復興センター」を立ち上げ、被災地のみなさんを音楽とともに力づける活動も行っています。 ※文化庁月報7月号特別寄稿「音楽の力を信じて 仙台フィルの2か月

【日時】86日(土)19:30-20:30 朗読と木管五重奏のコラボレート
87日(日)19:00-20:00 オーケストラ公演 
【会場】市民広場(勾当台公園内)
【出演】仙台フィルハーモニー管弦楽団、ARC>T
【協力】社団法人日本オーケストラ連盟