2011年11月29日火曜日

11/29 南相馬学校公演レポート

11月29日に福島県南相馬市の鹿島小学校に演劇公演をお届けしました。

屋外での活動が制限されている生徒たちに、演劇をみせてあげたい!という先生たちの願いに、劇団CAN青芸さんが東京からやってきました。まずは、ステージと客席づくり。ワンボックスカーからパネル、黒幕、ゴザ、マット、8段の組み立て式の客席が運び込まれ、体育館に小劇場のような空間ができあがりました。











2時限目終了後、全校244名の生徒たちが先生に引率されて続々と体育館に集まってきました。教務主任の先生のご挨拶のあと、「君がいるから」が開演、リズミカルな展開、コミカルな動きに生徒たちは驚き、笑い、歓声と嬌声が次々に巻き起こっていました。

迷子になった犬が2匹の犬と出会う。ご主人様のところに戻りたいから協力してほしいとの願いにこたえ、3匹の冒険が始まり、途中で起こるいろいろな出来事をともに助け合って乗り越えていくというストーリー。子どもたちはいろいろな思いを巡らせながら集中しているようでした。


出演者3人の熱演と、生徒たちの呼応のかけあいのような60分の公演はあっという間に終わりました。校長先生、生徒代表のお礼の言葉のあと、CAN青芸代表の千島さんが出演者を代表して生徒にご挨拶。体育館の退場時には、ハイタッチしながらのお別れとなりました。

子どもたちの表情はみな明るく、「ありがとう!」「さようなら!」と元気の良い声が飛び交う。中には立ち止まって「楽しい舞台を見せてくれてありがとうございました」と言ってくれる子どもも。ほんのひと時ではあったが、存分に楽しんでいただけたことが実感できました。

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