11月13日(日)、岩手県沿岸部へのボランティア支援をしている遠野まごころネットでオープンハウスがひらかれました。大槌町、釜石市(箱崎町)、大船渡市、陸前高田市の被災者の方々各20名ほどをマイクロバスで送迎、遠野の仮設住宅に入居されている方々も招かれました。全国各地から参加しているボランティアの方々が協力して露店を出したり、施設の案内をしながらおしゃべりしたり、みなさんの交流の時間の一コマに、クラシックコンサートをお届けしました。
コンサートの会場となったのは、ボランティアの方々が寝泊まりしている体育館。東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団から弦楽四重奏とフルート、ピアノの編成を変えながらの演奏で、楽しいお話とともに会場はあたたかく豊な音色に包まれました。
ブラームスのハンガリー舞曲5番、エルガーの愛の挨拶、モンティのチャルダーシュなどクラシックの名曲に加え、津軽海峡冬景色など、躍動感のある演奏に踊りだす子どもの姿や、感極まって涙をぬぐう方も。
遠野まごころネットでは、多いときは600人ほど受け入れていたボランティアも、いまでは100~200名となっているそうです。岩手県の沿岸部の被害は大きく、仮設住宅で暮らす方への継続的な支援がまだまだ必要です。オープンハウスの模様は、NHK岩手でも取り上げられ、さらなるボランティア参加を呼びかける機会となりました。
今回、被災された方々にぜひコンサートを届けたい、と奔走された原元さんも大阪の大学生、ボランティアで滞在3か月目です。ニーズや状況が日々変わっていく現場では、まず行動。その実行力と思いが実って、演奏者も被災地を知り、被災者やボランティアスタッフも生の音楽にふれ、心あたたまるひとときとなりました。
【協賛】ローム株式会社
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