遠野まごころネットのボランティアの方々が、毎日あちこちの仮設住宅を訪れて行っているお茶っこに東京ユニバーサルフィルハーモニー管弦楽団の宮下要さん(ヴァイオリン)、平井哲夫さん(クラリネット)とお邪魔しました。
コンサートを楽しみに近隣の仮設からも集まったおよそ30名の方々、ヴァイオリンの宮下要さんは、今年80歳を迎え、同世代の熱演に胸を打たれる方も多かったようです。若いころタンゴを踊った方にはお馴染みの曲、「ラ・クンパルシータ」に歓喜する姿も。
みなさん歌うのが好きだとうかがっていたので、「川の流れのように」「ふるさと」、そして会場に貼られていた「冬景色」も、会場に思いをのせた声が響きわたりました。
「すべてを津波で流されて、自分の写真もない方が多い」とうかがい、終演後は、みなさんで記念撮影をしました。温かく愛情こもった演奏に元気をもらい、思わずハグする1コマもあり、出演者との別れが名残惜しまれました。
今回の場をセッティングしてくださったボランティアの方も、8月から長期で滞在している学生さん。仮設で暮らす方々同士の交流の場を広げるために、お茶っこを続け、外部との調整役となり、現地の方の心に明かりを灯してくださっています。
【協賛】ローム株式会社
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